サルバダール政権(読み)サルバダールせいけん(英語表記)Sarbadārids; Sarbadārān

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「サルバダール政権」の意味・わかりやすい解説

サルバダール政権
サルバダールせいけん
Sarbadārids; Sarbadārān

イランホラーサーン地方に樹立された共和制的な地方政権 (1337?~81) 。サブザワール出身のアブドゥル・ラッザークがイル・ハン国のホラーサーン知事の圧制に対抗して地方貴族たちを率いたのが始り。やがてシーア派的スーフィーのシャイヒー教団と結んでサブザワールを中心として 1350年代にはホラーサーンからクーミス,アスタラーバード方面にも進出したが,絶え間ない地方貴族とシャイヒー教団との対立のために政治的安定を保てず,アリー・ムアイヤド (在位 62/3~81) 治下の一時的安定を最後に,81年チムール (帖木児)に倒された。その名称は「勝利か絞首刑か」という決意を示したペルシア語"Sar-ba-dār" (絞首台への首) に由来する。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android