世界大百科事典(旧版)内のサロメ=ヘロデヤ伝説の言及
【サロメ】より
…ガリラヤの太守ヘロデ・アンティパスHerod Antipasの後妻ヘロデヤHerodiasの娘。ただし,その物語を記したマタイ・マルコ両福音書には,サロメの名は記されていない。《マルコによる福音書》によれば,王妃ヘロデヤはヘロデの異母兄ピリポの妻であったが,サロメを連れてヘロデと再婚した。しかしその不義の婚姻をバプテスマのヨハネに非難されたため,娘をそそのかして父王の誕生日の祝宴での踊りの報酬としてその首をはねさせた。…
※「サロメ=ヘロデヤ伝説」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」