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サンショウモ(山椒藻) サンショウモSalvinia natans

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

サンショウモ(山椒藻)
サンショウモ
Salvinia natans

サンショウモ科の水生シダで,ヨーロッパからインド北部を経てアジア東部に広く分布する。日本では本州,四国,九州の暖地の水田や沼地にみられる。自然状態では一年草であるが,温室栽培すると多年草の性質を現す。茎は細く多数の毛をもつ。葉は水面に浮ぶ全縁で網状脈をもった浮遊葉と,水中に沈んで根のように細く分れた水中葉とがあり,浮遊葉2枚と水中葉1枚が同じ節に輪生する。根はなく,水中葉が根の働きをする。胞子嚢果は水中葉の基部に群生し,それぞれ内部に大胞子嚢と小胞子嚢とを生じる。小胞子嚢のほうが数が多い。小胞子は単純な雄性前葉体を,また大胞子は雌性前葉体をつくり,受精により胞子体を形成する。

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