日本大百科全書(ニッポニカ) の解説 サンタ・クララ(キューバ)さんたくららSanta Clara 西インド諸島、キューバ中央部にあるビジャ・クララ州の州都。ハバナの東290キロメートルに位置する。人口20万7350(1996)、21万7205(2019推計)。コロンブスによって最初に建設された古都で、17世紀にはスペインの植民地統治の中心として繁栄し、現在も往時のおもかげを都市景観に残している。周辺のブエルタ・アリバ地方はサトウキビ、タバコの主産地で、その集散地の役割を果たし、関連工業が立地する。ラスビジャス大学がある。1979年に日系企業による繊維加工、染色の一貫プラント工場が完成した。[栗原尚子] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例