サンタ・クルス(スペイン領カナリア諸島)(読み)さんたくるす(英語表記)Santa Cruz de Tenerife

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

サンタ・クルス(スペイン領カナリア諸島)
さんたくるす
Santa Cruz de Tenerife

アフリカ北西岸、モロッコの西方約100キロメートルの大西洋上に浮かぶスペイン領カナリア諸島にある都市。テネリフェ島北東岸に位置する。サンタ・クルス・デ・テネリフェ県の県都。人口18万8477(2001)。同諸島最大の都市であり、最大の港。農産物の輸出港として、荷扱い量は年平均1300万トンに上る。大西洋定期航路の寄港地で、また遠洋漁業基地としても発展している。気候温暖なため観光地でもあり、空港の出入り客も多い。大石油精製所が立地する。16世紀初めには港(1494建設)をもつ一漁村にすぎなかったが、18~19世紀を通じて港湾機能の重要性が増し、1927年まで諸島全域の行政中心都市であった。16世紀の教会がある。

[田辺 裕・滝沢由美子]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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