世界大百科事典(旧版)内のサンタ・チェチーリア音楽アカデミーの言及
【カエキリア】より
…15世紀以降,音楽と音楽家の守護聖女とみなされるようになり,オルガンなどさまざまな楽器をもつか,楽を奏する天使たちを伴って表現される。これは,彼女の結婚式のための音楽に合わせて,魂と肉体の純潔を守りたまえと心の中で神に歌い祈りつづけたという伝説に由来する(1584年ローマに,その名を冠した〈サンタ・チェチーリア音楽アカデミー〉が創立された)。 また,1599年に聖女の柩(ひつぎ)を開いたところ,横臥する遺骸がまったく損なわれることなく発見され,聖女への崇敬を高めたといわれる。…
※「サンタ・チェチーリア音楽アカデミー」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」