日本大百科全書(ニッポニカ) の解説
サンティアゴ(ドミニカ共和国)
さんてぃあご
Santiago
西インド諸島、イスパニョーラ島東部、ドミニカ共和国北部の中心都市。正式名はサンティアゴ・デ・ロス・カバジェロスSantiago de los Caballeros。ヤケ・デル・ノルテ川沿岸に位置する。人口36万5463(1993センサス)、46万1400(2002推計)、74万4890(2019推計)。都市圏人口49万3412(1993センサス)。1500年コロンブスの弟バルトロメ・コロンブスBartholomew Columbusにより建設され、1844年の独立戦争の舞台となった。現在は周辺の肥沃(ひよく)な農業地帯ベガ・レアル地方のタバコ、米、カカオ、コーヒーなどの集散地で、関連の食品加工業が立地する。外港のプエルト・プラタ(北岸)とサマナ(東岸)に鉄道が通じている。
[栗原尚子]