サンテステーフ(読み)さんてすてーふ

世界大百科事典(旧版)内のサンテステーフの言及

【メドック】より

…さらに,内陸の砂地の平野には19世紀後半から植林された松林が広がっているが,とりわけ,この地方が有名なのは,ジロンド湾沿いの段丘で産出する赤ブドウ酒によってである。とくに上流ボルドー寄りのオー・メドック地方には,マルゴーMargaux,ポーイヤックPauillac,サンテステーフSaint‐Estèpheの町を中心に,マルゴー,ベシュベルBeychevelle,ラトゥールLatour,ムートン・ロトシルドMouton‐Rothschild,ラフィットLafiteなど最高級の赤ブドウ酒を産するシャトーが点在している。この地方は,地形上,大西洋からの西風が松林で遮られ,ジロンド川の豊かな流れにより寒さを和らげられ,さらにやせた石灰質の砂利状の土壌はよく太陽熱を吸収,放射するため,収量は少ないが,きわめて良質のブドウを産出するのである。…

※「サンテステーフ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android