サンビセンテ岬（読み）サンビセンテミサキ（英語表記）Cabo de São Vicente

デジタル大辞泉

サンビセンテ‐みさき【サンビセンテ岬】

《Cabo de São Vicente》ポルトガル南西部、サグレス半島の岬。ヨーロッパ大陸の最南西端にあたる。名称は、リスボンの守護聖人サン＝ビセンテの遺体を乗せた船が流れ着いたことに由来する。

出典　小学館

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

サンビセンテ岬
サンビセンテみさき
Cabo de São Vicente

ポルトガル南西部，ファロ県の岬。イベリア半島南西端に位置する。古代ギリシアのストラボンが「世界の西端」と記した地。切り立ったリアス海岸をなす。気候は湿潤で亜熱帯的。農業，漁業が行なわれる。南東端サグレス付近には 1420年頃エンリケ（航海王子）の創設した天文台および航海学の学校があり，多くの海洋探検家を育てた。

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