サージェント(Dudley Allen Sargent)(読み)さーじぇんと(英語表記)Dudley Allen Sargent

日本大百科全書(ニッポニカ) の解説

サージェント(Dudley Allen Sargent)
さーじぇんと
Dudley Allen Sargent
(1849―1924)

アメリカの大学体育の開拓者。1878年エール大学医学部を卒業。1879年ハーバード大学体育学助教授となり、20年間にわたって同大学の指導的地位を占めた。身体各部の機能・筋力測定用機械や器具を各種考案し、人体測定学を発展させた。また、彼が考案した跳躍力測定の「サージェント・ジャンプ」は、垂直跳びまたは上方跳躍ともよばれ、一般的な運動素質を示す基準と考えられている。それは、膝(ひざ)を約90度に曲げ、腕を大きく前後に振って垂直に跳び上がり、直立静止時の頭の高さから、跳躍して到達した頭の高さまでの距離で表される。

[上迫忠夫 2018年8月21日]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android