日本大百科全書(ニッポニカ) の解説 サージェント(Sir Malcolm Sargent)さーじぇんとSir Malcolm Sargent(1895―1967) イギリスの指揮者。アッシュフォード生まれ。オルガン奏者として活動ののち指揮に転じ、合唱指揮の第一人者として名をあげた。ハレ管弦楽団、リバプール・フィルハーモニー、BBC交響楽団の各常任指揮者を歴任したが、個性的な演奏は生み出せず、その本領はロンドン名物となったプロムナード・コンサートで発揮され、イギリスの大衆にオーケストラ音楽の楽しみを教える原動力となった。1947年サーに叙せられる。54年(昭和29)来日し、東京交響楽団を指揮した。ロンドンで没。[岩井宏之] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例