コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

シク教 シクきょう Sikhism

翻訳|Sikhism

6件 の用語解説(シク教の意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

シク教
シクきょう
Sikhism

インドの一宗教。 15世紀成立。イスラムヒンドゥー教とを融合したもので開祖はナーナク。シクとはサンスクリット語で弟子を意味する śiṣyaに由来する。ナーナクカーストの差別と偶像崇拝を禁止し,唯一神を信仰した。

本文は出典元の記述の一部を掲載しています。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

デジタル大辞泉の解説

シク‐きょう〔‐ケウ〕【シク教】

Sikhismヒンズー教から派生した宗教の一。開祖はナーナク(1469~1539)。ヒンズー教イスラム神秘主義とを習合、偶像崇拝を禁止、唯一永遠なる神の信仰を説き、階級・人種差別を認めない。パンジャブ地方を中心に強い勢力をもつ。シーク教。→シク戦争

出典|小学館 この辞書の凡例を見る
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

百科事典マイペディアの解説

シク教【シクきょう】

インドの北西部,パンジャーブ地方に興ったヒンドゥー教とイスラムを批判的に統合した宗教。シクsikkhとは〈弟子〉に由来する。開祖で初代グル(師)ナーナクNanak〔1469-1538〕は,唯一永遠の神を強調,偶像崇拝を排し,カーストの差別を否定。
→関連項目アウラングゼーブカビールガンディーグルシアールコート

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. ご提供する『百科事典マイペディア』は2010年5月に編集・制作したものです

世界大百科事典 第2版の解説

シクきょう【シク教】

ナーナク(1469‐1538)を開祖とするインドの有力な宗教。シーク教とも呼ばれる。〈シクsikkh〉というのは,サンスクリット語の〈シシヤśiṣya〉に由来することばで,〈弟子〉を意味する。シク教徒は,ナーナクをはじめとするグルguru(師。とくにシク教の場合には法主)の忠実な弟子であると考えられているからである。そのグルは,歴史上の人物としては第10代まで続く。 シク教の教義の特徴は,ヒンドゥー教とイスラムとを批判的に統合したという点にある。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

大辞林 第三版の解説

シクきょう【シク教】

一五世紀にイスラム教の影響を受けて起こったヒンズー教の改革宗教。開祖はナーナク(Nānak1469~1538)。唯一永遠の神の信仰を強調し,偶像崇拝を禁じ,カースト制度を否認する。パンジャブ地方を中心に広まり,一九世紀にはラホールを中心に独立国を建設。インド独立にも貢献。イスラム教とは反目し合っている。シーク教。 → シク戦争

出典|三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

シク教
しくきょう
ikkhism

ヒンドゥー教から派生した宗教の一つ。ナーナク(1469―1538)を開祖とし、パンジャーブ地方を中心に今日でも強い勢力をもつ。「シク」はシク教徒のことであるが、本来は「弟子」の意味。シク教徒は、グル(師、法主)の忠実な弟子であると考えられているからである。グルは、歴史上の人物としては10代を数える。
 シク教の特徴は、一介の織工であり続けながら、神の内在性をラディカルに訴えた宗教詩人カビールの影響の下に、ヒンドゥー教とイスラム教を批判的に統合した点にある。シク教の最終目標は、ヒンドゥー教と同じく、輪廻(りんね)から解脱(げだつ)し、神と合一することであるが、ヒンドゥー教的な儀礼と修行にほとんど価値を置かない。また、ヒンドゥー教の根幹をなすカースト制を否定し、イスラム教のような強固な同朋(どうぼう)主義を唱える。第4代のグル・ラームダース(1534―81)が、第5代のグルに三男のアルジュンを指名して以来、グルは世襲制となった。このころから、ムスリム(イスラム教徒)政権であるムガル朝との緊張が高まり、グルが迫害、拷問を受けて死に至るという凄惨(せいさん)な事件が起こるようになった。このため、シク教団はしだいに軍事色を強めていき、第10代のグル・ゴービンド・シング(在位1675~1708)は、ついに軍事集団カールサー(純粋)党を結成し、党員は頭文字にKがつく五つのもの、つまり、ケーシュ(髪、髭(ひげ))、カンガー(櫛(くし))、カッチュ(短袴(たんこ))、カラー(腕輪)、クリパーン(懐剣)をつねに備え、名前の最後に「シング」(獅子(しし)の意)をつけなければならないとした。彼はムガル朝との戦いのなかで子をすべて失い、自らも対立部族の手で暗殺された。もはや後継者がいなかったため、彼の遺言に従い、シク教の聖典『グラント・サーヒブ』がグルとされた。そのため、この聖典は『グル・グラント・サーヒブ』ともよばれる。シク教徒はパンジャーブ地方を中心に一大王国を建設したが、1849年イギリスとの戦いで滅ぼされた。[宮元啓一]
『K・シン著、斎藤昭俊訳『インドのシク教』(1980・国書刊行会)』

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典内のシク教の言及

【インド】より

… 宗教面にもこの地域の多様性は容易に見てとれる。インドを例にとると,ヒンドゥー教,シク教,ジャイナ教,仏教があり,またそのほかに各部族のそれぞれの宗教形式がある。中世以降に流入,伝播したものは,イスラムとキリスト教がおもなものである。…

【ナーナク】より

…中世インドの宗教家。ヒンドゥー教とイスラムを統合したシク教の開祖。パンジャーブ地方の中心都市ラホール近郊のタルワンディ村の小農の子として生まれた。…

【パンジャーブ】より

…これによって英領インドの版図は完成した。このような多彩な歴史を反映して,パンジャーブは主要言語ではパンジャービー,ウルドゥー,ヒンディー,主要宗教でもイスラム,シク教,ヒンドゥー教が並存する地方となった。 英領化とともに大用水路の建設が進められた。…

※「シク教」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

シク教の関連キーワード住友吉左衛門五・一五事件・五一五事件五世同堂三・一五事件・三一五事件直黒ラーマ五世月のプリンセス、ジュリアン五世の物語七・一五事件第五世代コンピュータープロジェクト六・一五事件

今日のキーワード

朝鮮大学校

東京都小平市にある在日朝鮮人子弟のための学校。1956年設立,1968年各種学校として認可。朝鮮総連系の東京朝鮮学園が経営。大学教育に準ずる民族教育を目的とし,4年制の文学,歴史地理,政治経済,経営,...

続きを読む

コトバンク for iPhone

シク教の関連情報