シケル

精選版 日本国語大辞典 「シケル」の意味・読み・例文・類語

シケル

〘名〙 (šegel) 旧約聖書時代の重さの単位。一シケルで約一一・五グラム。シェケル
旧約全書(1888)出埃及記「牛もし僕あるひは婢を衝(つか)ばその主人に銀三十シケルを与ふべし」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内のシケルの言及

【度量衡】より

…古代オリエント諸国にほぼ共通して,(ロ)の自然物方式が行き渡っており,小麦の粒による質量基準が定められていた。小麦180粒の質量で決めた単位の呼名は,シェケルshekel,シクルsicle,シクルスsiclusなどと地域により異なり(聖書の邦訳ではシケル),実体も8~11gほどの幅を示していた。そして,このシェケルの倍量としてタレントtalent,ミナmina(またはミネmine)という単位が使われたが,近代西欧の衡であるポンドやキログラムも,どこかでミナの跡を引いているといわれる。…

※「シケル」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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