シメオン(ポロツクの)(読み)しめおん

世界大百科事典(旧版)内のシメオン(ポロツクの)の言及

【ロシア文学】より

…この時期の時代区分をどのようにするかについては諸説があり,ソ連の文芸学者コージノフのように,国民文学としてのロシア近代文学の成立をナポレオン戦争時に置くという主張もあるが,ここでは西欧とのつながりを重視するという立場から様式史的に展望する。(1)バロック ピョートル大帝の登場以前に,宮廷詩人ポロツクのシメオンSimeon Polotskii(1629‐80)により,ポーランド=ウクライナのバロック文学がロシアに導き入れられた。彼は白ロシア出身で,キエフの神学校に学び,詩や劇の分野で数多くの作品を書いている。…

※「シメオン(ポロツクの)」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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