シャシニェ,J.B.(読み)しゃしにぇ

世界大百科事典(旧版)内のシャシニェ,J.B.の言及

【バロック文学】より

………静まりかえった丑(うし)三つ時に聞えてくる,あれのほえる声,あれの鋭い鳴声が〉と歌う。彼と同傾向の詩人に《聖週間》のデュ・バルタスGuillaume de Salluste Du Bartas(1544‐90),《死のスタンス》のスポンドJean de Sponde(1557‐95),シャシニェJean‐Baptiste Chassignet(?‐1635)がいる。彼らは皆,宗教戦争下の信仰と社会制度の危機的状況の中で,激動する魂と異常に鋭くなった感覚と幻覚性を帯びた想像力をもって,造物主や悪魔のビジョンや黙示録的光景を,自己の内的緊張に見合う動的な調子で歌った。…

※「シャシニェ,J.B.」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android