シャーモスク

デジタル大辞泉 「シャーモスク」の意味・読み・例文・類語

シャー‐モスク

Masjed-e Shahイマームモスク旧称

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

改訂新版 世界大百科事典 「シャーモスク」の意味・わかりやすい解説

シャー・モスク
Masjed-e Shāh

イランイスファハーンに,サファビー朝のシャー・アッバース1世によって1612-37年に建立された同朝の代表的なモスク。〈王のモスク〉の意。4イーワーン式で,マドラサを付設。入口は,南北に軸線をもつ〈王の広場Meydān-e Shāh〉の南側に面するが,モスク自体の軸線はキブラメッカ方角)に合わせるために西に振っている。つまり入口を入ると右(西)に曲折する異例の方法がとられているところに特色がある。内外の壁面は施釉タイルやタイル・モザイクで華麗に装飾され,とくに2本のミナレットに挟まれた正面入口(ピシュターク)に設けられた美しいタイル張りのムカルナス(鍾乳石飾)は秀逸である。
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出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

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