世界大百科事典(旧版)内のシュナイダー,A.(映画)の言及
【コロムビア映画[会社]】より
…また,50年代に映画がテレビの脅威にさらされるや,いちはやくテレビとの共存を考慮,51年には子会社スクリーン・ジェムズを設立して,古い映画をテレビに流し,その利益で他社にさきがけてテレビ映画の製作を始めた。同時に,独立製作者を積極的に支援して《地上より永遠に》(1953),《戦場にかける橋》(1957)などを製作,ハリー・コーンの後継者エイブ・シュナイダー(1958‐63年,社長兼製作本部長を兼任)が《アラビアのロレンス》(1962),《わが命つきるとも》(1966)などを製作して次々にアカデミー作品賞を獲得,〈一流会社〉の地位を固めた。その後,映画界が不況に見舞われる中で,68年には映画部門(コロムビア・ピクチャーズ)とテレビ部門(コロムビア・ジェムズ)をはじめ他の小会社も合体して,社名も〈コロムビア・ピクチャーズ・インダストリーズ〉に変更した。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」