シュプイル遺跡(読み)シュプイルいせき(英語表記)Xupuhil

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「シュプイル遺跡」の意味・わかりやすい解説

シュプイル遺跡
シュプイルいせき
Xupuhil

メキシコのカンペチェ州南部にあるマヤ古典期後期 (600~900) の遺跡宮殿ピラミッド神殿とを複合させたような独特の建築様式特色がある。勾配約 80度の非常に急傾斜なピラミッドや頂部の神殿は,いずれも形を模造したもので実用性はない。これは建築の機能よりも外観の装飾効果に重点をおいたもので,リオ・ベックと呼ばれるマヤの地方様式を表わしている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android