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シュンラン(春蘭) シュンランCymbidium goeringii

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

シュンラン(春蘭)
シュンラン
Cymbidium goeringii

ラン科の常緑多年草。ホクロともいう。日本,朝鮮半島,中国に分布する。やや乾いた山林中に生え,関東地方雑木林ではごく普通に見かけるランである。根は白色の紐状で太く,長く伸びる。葉は叢生し線形で長さ 20~50cm,幅6~10mm,上面は濃緑色でつやがあり先端はとがる。早春の頃,高さ 10~20cmの肉質花茎を直立し,頂上に淡黄緑色の1花を横向きに開く。花茎には数枚の鱗片葉があり,花は径3~5cm,唇弁は白色で濃紅紫色の斑点がある。花の塩漬を湯に浸して味わう。昔から観賞用に広く栽培され多数の品種も知られている。

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世界大百科事典 第2版の解説

シュンラン【シュンラン(春蘭) Cymbidium goeringii (Reichb.f.) Reichb.f.】

日本で最も普通に見かけるラン科の地生ランで,ホクロ,ジジババの異名もあり,昔より親しまれている(イラスト)。地下に偽球茎があり,偽球茎上に葉を叢生(そうせい)する。葉は常緑で,線形,長さ約30cm,粗い細鋸歯がある。3~4月,偽球茎のわきから伸びた花茎の先に1~2花をつける。花は普通,淡緑色,径4~5cm。萼片は半開または開出し,花弁と唇弁は蕊柱(ずいちゆう)を包む。唇弁は白色で,普通,紅紫色の斑紋がある。

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世界大百科事典内のシュンラン(春蘭)の言及

【ラン(蘭)】より

…ラン亜科は着生生活に適応したグループと考えられ,大部分の着生ランが所属する。この亜科はさらに茎が仮軸分枝をするグループと単軸分枝をするグループに分けられ,前者にはエビネ属,シュンラン属,クモキリソウ属,セッコク属などが,後者にはフウラン属,カヤラン属などが属する。チドリソウ亜科,サカネラン亜科,ラン亜科は一つにまとめられ,ラン亜科とされることもある。…

※「シュンラン(春蘭)」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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