ショウコク(読み)しょうこく

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ショウコク」の意味・わかりやすい解説

ショウコク
しょうこく / 小国

鳥綱キジ目キジ科の鳥。ニワトリの1品種平安時代初期に中国の昌国(しょうこく)から渡来した銘鶏で、本種から多数の日本鶏が作出された。長鳴性と長尾性を兼ね備え、五色白藤(しらふじ)(白笹(しろざさ))の気品に富む品種であるが、当初は闘鶏として輸入された。その闘鶏は神事あるいは娯楽として広く普及したといわれる。1941年(昭和16)国の天然記念物に指定された。

[西田隆雄]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android