ショートトラック・スピードスケート(読み)しょーととらっくすぴーどすけーと(英語表記)short‐track speed skating

知恵蔵 の解説

ショートトラック・スピードスケート

速さを競うロングトラックと違い、順位のみを競う。五輪での公式採用は1992年アルベールビル大会からだが、日本でも50年以上の歴史がある。トラックは1周111.12mの楕円形。最も短い500mは、トラックを4周半する。競技のコース順は直前の抽選で決まり、4人から6人の選手が同時スタート。レースごとに上位2人が次のラウンドに進むトーナメント方式で、決勝まで進むと1日で4レースを滑らなくてはならない。トラック内には審判員がいて反則行為などを判定。反則行為で不利を受けた選手は、2位以内に入らなくても救済措置で次のラウンドに進むことができる。反則行為の判定に、審判ビデオテープを参考にできる。リレーは男子が5000m、女子が3000m。最後の2周を同一走者で滑る以外は、中継はどこでも許可され、両手で次走者の腰を押して中継する。

(折山淑美 スポーツライター / 2007年)

出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報

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