シラオネッタイチョウ(読み)しらおねったいちょう(英語表記)white-tailed tropicbird

日本大百科全書(ニッポニカ) 「シラオネッタイチョウ」の意味・わかりやすい解説

シラオネッタイチョウ
しらおねったいちょう / 白尾熱帯鳥
white-tailed tropicbird
[学] Phaethon lepturus

鳥綱ペリカン目ネッタイチョウ科の海鳥全長約39センチメートル(繁殖期の吹き流し状の尾を含まない)。飛翔(ひしょう)性の種で、世界の暖海域に広く分布し、島の断崖(だんがい)のへこみや割れ目に営巣する。海面に浮上したイカ魚類夜間にとらえる。日本ではまれにみられる種である。

[長谷川博]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内のシラオネッタイチョウの言及

【ネッタイチョウ(熱帯鳥)】より

…くちばしも尾も赤いアカオネッタイチョウP.rubricauda(イラスト)は,熱帯・亜熱帯太平洋とインド洋に分布し,日本でも小笠原諸島の西之島,南硫黄島,南鳥島で繁殖している。尾が白いシラオネッタイチョウP.lepturusは,熱帯・亜熱帯海域に広く分布している。この仲間ではもっとも小型でくちばしは黄色である。…

※「シラオネッタイチョウ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android