シンサンカクガイ(新三角貝)(読み)シンサンカクガイ

世界大百科事典 第2版の解説

シンサンカクガイ【シンサンカクガイ(新三角貝)】

ネオトリゴニアともいう。サンカクガイ科の二枚貝。古生代デボン紀から中生代白亜紀に栄えたトリゴニアTrigonia(サンカクガイ)類の生残りで,〈生きている化石〉である。オーストラリアおよびタスマニア島の周縁海域に分布し,7種に分類されるが互いによく似ている。1801年にタスマニア島の海岸で死殻が発見され,現生していることがわかった。殻は丸みのある四角形で多少膨らみ,表面は黒褐色の皮をかむる。節のある放射肋が約20本あり,内面は銀白色または紫色で強い真珠光沢がある。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

世界大百科事典内のシンサンカクガイ(新三角貝)の言及

【トリゴニア】より

…種の生存期間はやや長いものが多いが,形態が派手で変化に富むため,地域内での対比や中生代の生物地理区・古環境の推定,表面彫刻の機能的意味を考察するうえに有効な分類群である。新生代に入ると急速に衰退して,わずかにオーストラリアに第三紀のエオトリゴニアEotrigonia,現生のシンサンカクガイ(ネオトリゴニアNeotrigonia)数種のみが知られ,“生きている化石”の一例とされている。【速水 格】。…

※「シンサンカクガイ(新三角貝)」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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