シンシア マウン(英語表記)Cynthia Maung

現代外国人名録2016 「シンシア マウン」の解説

シンシア マウン
Cynthia Maung

職業・肩書
医師

国籍
ミャンマー

出生地
ビルマ・ラングーン(ミャンマー・ヤンゴン)

学歴
ラングーン大学(現・ヤンゴン大学)医学部〔1985年〕卒

受賞
アジア人権賞(女性特別賞,第6回,日本)〔2001年〕

経歴
少数民族・カレン族の出身。保健所職員だった父の転勤で地方を転々とした。1985年大学卒業後、辺地での医療活動を希望し、ミャンマー東部の無医村に開院。やがて民主化要求運動が起こり、身の危険を感じて村を脱出、タイ北西部のメソトに逃れる。’89年民主化運動に参加した学生らとともに診療所(メータオ・クリニック)を開設、タイに逃れてきたカレン族避難民の治療を始める。米国、オーストラリアNGOから援助を受け、無料で診療にあたり、“密林の女王”とよばれる。2001年診療所での人道的な活動に対し、アジア人権賞が贈られる。2002年初来日し、全国4ケ所で講演。2009年には15万人以上が来院した。アウン・サン・スー・チーになぞらえ、“もう一人のスー・チー”とも呼ばれる。

出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報

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