精選版 日本国語大辞典 「面面」の意味・読み・例文・類語
めん‐めん【面面】
[1] 〘名〙 (形動)
※平家(13C前)一二「後会其期を知らず、別の涙をおさへて面々におもむかれけん心のうち」
② それぞれの方面。各方面。
※寛斎摘草(1786)二・夏日仲温邀飲海亭「長風海気変、面面夏雲生」
※太平記(14C後)三「是身を全して敵を亡す計略也、面々如何計ひ給」
おもて‐おもて【面面】
〘名〙 それぞれ。各人それぞれ。めんめん。
※蜻蛉(974頃)中「かくおもておもてに、とさまかくさまにいひなさるれど」
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