世界大百科事典 第2版の解説 ジブチ[市]【Djibouti】 アフリカ北東部,アデン湾に面した小国ジブチ共和国の首都で,港湾都市でもある。人口31万7000(1991)。この都市の重要性はアデン湾と紅海を結ぶバーブ・アルマンデブ海峡を制する戦略的な立地条件にあることと,エチオピアの首都アジス・アベバに通ずる鉄道の起点である点に求められる。国際空港も港湾とならんで重要である。造船,船舶修理,建設資材,食品加工,製塩などが主要な工業となっている。ラクダ市場など砂漠地帯にふさわしい経済活動もある。 出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報