日本大百科全書(ニッポニカ) の解説
ジャクソン(Mahalia Jackson)
じゃくそん
Mahalia Jackson
(1911―1972)
アメリカのゴスペル歌手。ニュー・オーリンズ生まれ。父は牧師。5歳から教会聖歌隊で歌い、ブルース歌手ベッシー・スミスらの影響も受けた。16歳のときシカゴに出て注目され、1947年に録音したレコード『いざ高き天国へ』が大ヒット。世界各国でも歌い、最高のゴスペル歌手と称された。その誠実で温かい歌唱は、映画『真夏の夜のジャズ』(1958)などで世界的に深い感銘を与えた。
[青木 啓]
『マヘリア・ジャクソン、エバン・マクラウド・ワイリー著、中沢幸夫訳『マヘリア・ジャクソン自伝――ゴスペルの女王』(1994・彩流社)』
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