コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

ジャミール Jamīl

2件 の用語解説(ジャミールの意味・用語解説を検索)

世界大百科事典 第2版の解説

ジャミール【Jamīl】

?‐701ころ
ウマイヤ朝時代のアラビア半島ヒジャーズ地方の詩人。詩才で名高い遊牧部族ウズラUdhra族の出身。同部族の女性ブサイナButhaynaを愛し求婚するが拒絶される。他に嫁いだ彼女を,なおも慕い,会い,詩に歌い続けたために,部族を追放され,イエメンエジプトを流浪し,彼女への純愛を詩に託しながら死去した。後世,ジャミールとブサイナの悲恋物語の主人公となり,またその詩風は一連のガザル詩の砂漠的純愛的傾向を代表し,彼の出身部族の名をとってウズラ派と称されている。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ジャミール
じゃみーる
Jaml
(?―701)

古代アラビアの純愛詩人。ジャミールとはアラビア語で「美しい」の意。メディナ市の北方に生まれる。少女ブサイナと恋仲になり、恋愛詩を歌う。しかし彼女の一門に結婚を反対され、他の女性との結婚後もなおブサイナを求めて訴えられ、一時イエメンへ逃れた。その後エジプトへ行って総督をたたえる詩をつくった。純愛と青春の代表詩人として、その詩は現在も民衆の間に愛唱される。[内記良一]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

ジャミールの関連キーワードアッバース朝アラビア海アラビア語アラビア半島アラブ人ウマイヤ朝後ウマイヤ朝アラビア馬アラビア数字アラビア糊

今日のキーワード

大寒

二十四節気の一つ。元来,太陰太陽暦の 12月中 (12月後半) のことで,太陽の黄経が 300°に達した日 (太陽暦の1月 20日か 21日) から立春 (2月4日か5日) の前日までの約 15日間で...

続きを読む

コトバンク for iPhone

ジャミールの関連情報