日本大百科全書(ニッポニカ) 「ジャム(インド)」の意味・わかりやすい解説 ジャム(インド)じゃむJammu インド北西部、ジャム・カシミール州南部の中心的都市。冬季には州都となる。人口37万8431(2001)。市街地はシワリク丘陵南麓(なんろく)の標高300~400メートルにあり、チェナブ川の支流タウィ川に沿って広がる。年降水量1150ミリメートル、夏季はモンスーンの影響を受け、30℃を超える。周辺では小麦、トウモロコシを産する。インドとパキスタンの分離以降、カシミール盆地への流通基地として重要性が増し、市内を通る国道1号がデリーとスリナガルを結ぶ。また、タウィ川南岸にあるジャム・タウィ駅は、デリー方面からの鉄道の終着駅である。[林 正久] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例