世界大百科事典(旧版)内のジュイソン,N.の言及
【カナダ】より
…他方では才能のある監督が次々にハリウッドに吸収され,イギリスに次いでハリウッドの映画予備軍的存在になっている。アカデミー作品賞を獲得した《夜の大捜査線》(1967)のノーマン・ジュイソンをはじめ,シドニー・J.フューリー(《シエラマドレの決闘》1966),アーサー・ヒラー(《ある愛の詩》1970),シルビオ・ナリッツァーノ(《血と怒りの河》1967),テッド・コッチェフ(《地獄の7人》1983)といったハリウッドの職人的監督がカナダ出身である。しかし,1964年のカナダ・アメリカ合作による《ジンジャー・コフィーの幸運》(アービング・カーシュナー監督)のヒット以来,劇映画の製作も積極的になり,67年にはカナダ映画開発公団(CFDC)が組織され,毎年2000万ドルから2500万ドルが長編劇映画の製作援助資金として投資されることになった。…
※「ジュイソン,N.」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」