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ジュズダマ(数珠玉) ジュズダマCoix lacryma-jobi

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ジュズダマ(数珠玉)
ジュズダマ
Coix lacryma-jobi

イネ科の大型の多年草。トウムギともいう。アジアの熱帯の原産で,古く日本へ渡来した。現在各地で栽培され,あるいは田や池などの水辺に自生している。高さ1~1.5mに達し,茎は直立して分枝する。葉は互生し,幅 2cmあまりの披針形で先端は長く伸びる。葉の基部は鞘となり茎を包む。初秋に,葉腋から長さのふぞろいな柄をもった穂状花序を数個出す。雌花の穂は短く,雄花の穂は雌花穂の上方に伸びる。果実は卵形で初め緑色,のち黒色に変り,熟すると灰白色となる。光沢があり硬い。消炎,鎮痛あるいは皮膚の荒れを取るために薬用とされ,また強壮剤としても用いられる。変種のハトムギ C. lacryma-jobi var. ma-yuenは一年生で宿根がなく,実は楕円形で嘴状の突起があり,結実時に果序全体がやや垂れる傾向がある。薬用としては,このほうが賞用される。

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