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ジュリオ・ロマーノ Giulio Romano

世界大百科事典 第2版の解説

ジュリオ・ロマーノ【Giulio Romano】

1499‐1546
マニエリスムを代表する16世紀イタリアの画家,建築家。本名ピッピGiulio Pippi。ローマに生まれ,ラファエロの工房で修業。その高弟として,バチカン宮殿内の壁画をはじめとする師の晩年の作品の多くを共同で制作した。1524年フェデリコ・ゴンザーガに招かれてマントバに移り,公の別荘パラッツォ・デル・テ(1525‐32)を建設,主宮殿パラッツォ・ドゥカーレの改修に従事し,市の都市・水利計画を指導した。

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世界大百科事典内のジュリオ・ロマーノの言及

【マニエリスム】より

…そして,その折衷的制作方法の中に,マニエリスムのもっとも根源的な〈手法主義〉の萌芽があった。したがって,ラファエロの工房で働いたジュリオ・ロマーノらは,既成の古典主義的手法を技巧的な手練をもって使用することにより,古典主義の基礎である〈自然〉から離れ,結果として〈様式主義〉または〈手法主義〉におちいっている。 以上のほか,マニエリスムの様式上の具体的な先例としては,16世紀初頭に発見された《ラオコオン》をはじめとするヘレニズム期のドラマティックな彫刻と,デューラーを代表とする北方の芸術家が伝えた非ラテン的精神主義などが指摘できる。…

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