日本大百科全書(ニッポニカ) の解説 ジョルダーニ(Pietro Giordani)じょるだーにPietro Giordani(1774―1848) イタリアの文学者。古典主義を支持してロマン主義を排撃するとともに、ギリシアの古典作家たちの簡潔な文体を理想としてイタリア語の純化に努めた。一方では、同時代の文学の動向に敏感で、レオパルディの偉大さをいち早く認めて親交を結び、マンゾーニの『婚約者』を高く評価した。作品は、死後、『ピエトロ・ジョルダーニ著作集』(1854~65)として刊行された。[川名公平] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例