ジョン ギリン(英語表記)John Gillin

20世紀西洋人名事典 「ジョン ギリン」の解説

ジョン ギリン
John Gillin


1907 - 1973
米国の人類学者。
ピッバーグ大学教授,米国人類学会会長。
アイオワ州生まれ。
ユタ大学助教授、ノースカロライナ大学教授、ピッバーグ大学教授など一流大学で教える。応用人類学会会長、米国人類学会会長にも選ばれる。ラテンアメリカが研究の中心で、エクアドル、グァテマラ、ペルー等で調査し、考古学、文化人類学、自然人類学等の論文を多数残し、その多くは、ラテン・アメリカ住民の個性や社会心理的側面の分析を行ったもので、人類学と心理学に関するものである。著書として師と仰ぐリントンの影響を多大に受けた文化人類学の概説書である「人間の道―人類学入門」は、心理学的傾向がみられ、人類学、社会学、心理学の相互関係をまとめたものである。

出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android