ジョン マクラフリン(英語表記)John McLaughlin

現代外国人名録2016 「ジョン マクラフリン」の解説

ジョン マクラフリン
John McLaughlin

職業・肩書
ギタリスト

国籍
英国

生年月日
1942年1月4日

出生地
ヨークシャー

別名
別名=マクラフリン,マハヴィシュヌ・ジョン

グループ名
グループ名=マハビシュヌ・オーケストラ〈The Mahavishnu Orchestra〉, リメンバー・シャクティ〈Remember Shakti〉, 旧グループ名=シャクティ〈Shakti〉

経歴
9歳でピアノを始め、11歳でギターに転向。1960年代初めロンドンに出てグレアムボンド、ジャック・ブルース、ジンジャー・ベイカーらと共演。’60年代後半インド音楽やフリー・ジャズにも傾倒し、’69年初のアルバム「エクストラポレーション」をリリース。同年ニューヨークに渡り、トニー・ウイリアムス・ライフ・タイムに参加し、注目を浴びる。さらにそのプレイがマイルス・デービスの目に止まり、同年のアルバム「イン・ア・サイレント・ウェイ」で抜擢され、以後の“エレクトリック・マイルス”とよばれるの一連の作品群のキー・パーソンとなった。’70年代初頭にはヒンズー教の高僧シュリ・チンモイに帰依し、インド音楽への傾倒を深めるとともにマハヴィシュヌ・ジョン・マクラフリンに改名。’71年にはヤン・ハマー、ビリー・コブハムらとマハビシュヌ・オーケストラを結成し、「内に秘めた炎」「火の鳥」といったアルバムでジャズとロックを融合させる試みを成功させ、のちのフュージョンに大きな影響を与えた。’73年同じくシュリ・チンモイの弟子であったカルロス・サンタナとも共演。’75年同バンド解散後はソロのほか、ザキール・フセインらインド人音楽家たちとのシャクティ(’74〜77年)や、パコ・デ・ルシア、ラリー・コリエル(のちコリエルに代わりアル・ディ・メオラが加入)とのスーパー・ギター・トリオなどのグループでも活躍。’98年新たにリメンバー・シャクティを結成、以後精力的に活動を行う。アルバムに「エレクトリック・ギタリスト」「エレクトリック・ドリーム」「シャクティ」「サタデイ・ナイト・イン・ボンベイ」「インダストリアル・ゼン」「ブラック・ライト」などがある。

出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報

20世紀西洋人名事典 「ジョン マクラフリン」の解説

ジョン マクラフリン
John McLaughlin


1942.1.4 -
英国のギター奏者,ピアノ奏者,シンセサイザー奏者,作曲家。
ヨークシャー生まれ。
別名Mahavishnu McLaughlin。
1960年代初頭にロンドンに出て、アレクシス・コーナー、グレアム・ボンド等と共演、ボンドの影響で東洋哲学宗教に興味を持ちインド音楽を研究、ドイツを経て’69年渡米、トニー・ウィリアムス・ライフ・タイムに参加し注目を浴び、マイルス・デイヴィスに認められレコーディング、一躍スターとなる。’71年マハビシュヌ・オーケストラを結成し各地で絶賛、次いでインドの音楽家とアコースティック・ミュージックに専念、以後ソロ・アコースティック・ギタリストとして活動。「火の鳥」、「エレクトリック・ギタリスト」(CBS)等の作品がある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報

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