ジョー トーリ(英語表記)Joe Torre

現代外国人名録2016 「ジョー トーリ」の解説

ジョー トーリ
Joe Torre

職業・肩書
大リーグ監督 大リーグ機構副会長

国籍
米国

生年月日
1940年7月18日

出生地
ニューヨーク市ブルックリン

受賞
MVP(ナリーグ)〔1971年〕,最優秀監督賞(アリーグ)〔1996年・1998年〕

経歴
1960〜68年ブレーブス、’69〜74年カージナルス、’75〜77年メッツ所属。’61年20歳で正捕手に抜擢され、’64年打率.321、20本塁打、109打点。’65年捕手としては100試合にしか出場しなかったにもかかわらず、ナリーグのゴールドグラブ賞受賞。’70年三塁手にコンバートされ、打率.325(2位)、203安打(3位)。’71年は打率.363、230安打、137打点の3部門で1位となり、ナリーグMVPに輝いた。選手として18年の通算成績は、2209試合出場、7874打数2342安打、344二塁打、1185打点、252本塁打、打率.297。オールスター出場9回(’63〜67年,’70〜73年)。’77年選手兼任監督という立場でメッツの監督に就任。’82〜84年ブレーブス監督、’90〜95年カージナルス監督。’96年ヤンキース監督に就任すると、1年目で世界一となり、アリーグの最優秀監督賞を受賞。’98年アリーグ記録となる114勝を挙げて2度目の世界一に輝き、2度目のアリーグ最優秀監督賞を受賞。’99年3月前立腺がんのため療養したが、同年もワールドシリーズ2年連続4戦全勝(ワールドシリーズ12連勝)で世界一に。2000年も自身3年連続4度目、ヤンキースとしては26度目の世界一を達成。世界一3連覇は26年ぶりのことだった。2001年は4年連続リーグ優勝するも、ワールドシリーズで敗退。2003年松井秀喜(元巨人)がヤンキースに入団、松井とは強い信頼関係を築いた。ジョージ・スタインブレナーオーナーからも信頼され、12年間の長期に渡ってヤンキースを指揮したが、2007年限りで退団。ヤンキースでは歴代2位の通算1173勝を挙げた。オフに3年総額1300万ドル(約15億円)でドジャース監督に就任。2008年ドジャースを20年ぶりの地区優勝に導く。2009年も地区優勝。2010年退任。監督として29年の通算成績は、4329試合出場、2326勝1997敗、勝率.538、リーグ優勝6回(1996年,’98年〜2001年,2003年)、ワールドシリーズ優勝4回(1996年,’98年〜2000年)。史上初となる選手として2000安打、監督として2000勝を達成している。2011年2月〜2012年1月大リーグ機構(MLB)副会長。2012年3月MLB副会長に復帰。同年6月WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)米国代表監督に就任、2013年の第3回大会を指揮した。2014年野球殿堂入りし、背番号6がヤンキースの永久欠番となった。

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最新 世界スポーツ人名事典 「ジョー トーリ」の解説

ジョー トーリ
Joe Torre
大リーグ

大リーグ監督 大リーグ機構副会長
生年月日:1940年7月18日
国籍:米国
出生地:ニューヨーク市ブルックリン
受賞歴:MVP(ナリーグ)〔1971年〕;最優秀監督賞(アリーグ)〔1996年・1998年〕
経歴:1960〜68年ブレーブス、’69〜74年カージナルス、’75〜77年メッツに所属。’61年20歳で正捕手に抜擢され、’64年打率.321、20本塁打、109打点。’65年捕手としては100試合にしか出場しなかったにもかかわらず、ナリーグのゴールドグラブ賞を受賞。’70年三塁手にコンバートされ、打率.325(2位)、203安打(3位)。’71年は打率.363、230安打、137打点の3部門で1位となり、ナリーグMVPに輝いた。選手として18年の通算成績は、2209試合出場、7874打数2342安打、344二塁打、1185打点、252本塁打、打率.297。オールスター出場9回(’63〜67年,’70〜73年)。’77年選手兼任監督という立場でメッツの監督に就任。’82〜84年ブレーブス監督、’90〜95年カージナルス監督。’96年ヤンキース監督に就任すると、1年目で世界一となり、アリーグの最優秀監督賞を受賞。’98年アリーグ記録となる114勝を挙げて2度目の世界一に輝き、2度目のアリーグ最優秀監督賞を受賞。’99年3月前立腺がんのため療養したが、同年もワールドシリーズ2年連続4戦全勝(ワールドシリーズ12連勝)で世界一に。2000年も自身3年連続4度目、ヤンキースとしては26度目の世界一を達成。世界一3連覇は26年ぶりのことだった。2001年は4年連続リーグ優勝するも、ワールドシリーズで敗退。2003年松井秀喜(元巨人)がヤンキースに入団、松井とは強い信頼関係を築いた。ジョージ・スタインブレナーオーナーからも信頼され、12年間の長期に渡ってヤンキースを指揮したが、2007年限りで退団。ヤンキースでは歴代2位の通算1173勝を挙げた。オフに3年総額1300万ドルでドジャース監督に就任。2008年ドジャースを20年ぶりの地区優勝に導く。2009年も地区優勝。2010年退任。監督として29年の通算成績は、4329試合出場、2326勝1997敗、勝率.538、リーグ優勝6回(1996年,’98〜2001年,2003年)、ワールドシリーズ優勝4回(1996年,’98〜2000年)。史上初となる選手として2000安打、監督として2000勝を達成している。2011年2月〜2012年1月大リーグ機構(MLB)副会長。2012年3月MLB副会長に復帰。同年6月WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)米国代表監督に就任、2013年の第3回大会を指揮した。

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