現代外国人名録2016 の解説
ジョージ ブッシュ Jr.
George Walker Bush Jr.
- 職業・肩書
- 政治家 元米国大統領(第43代)
- 国籍
- 米国
- 生年月日
- 1946年7月6日
- 出生地
- コネティカット州ニューヘブン
- 学歴
- エール大学〔1968年〕卒
- 学位
- M.B.A.(ハーバード大学経営学大学院)〔1975年〕
- 経歴
- ブッシュ第41代米国大統領の長男。テキサス州で石油事業に携わり、大リーグのテキサス・レンジャーズの共同オーナーも務めた。1978年米国下院選に立候補、’94年11月テキサス州知事に当選。’98年11月再選。2000年3月大統領選の共和党候補者選びの決め手となる“スーパーチューズデー”でマケイン上院議員に圧勝。8月共和党大会で同党大統領候補に指名される。民主党のゴア副大統領との対決となった11月の大統領選では、僅差のため決着がつかず、フロリダ州では再集計が行われるなど1ケ月以上に渡って混乱が続いたが、12月ゴア候補の敗北宣言を受け当選を果たす。2001年1月第43代大統領に就任。同年9月11日ニューヨークの世界貿易センタービルやワシントン近郊の国防総省などに航空機が激突し、5500人以上の死者行方不明者を出した史上最悪の同時多発テロ事件が発生。10月7日事件の首謀者とされるイスラム過激派指導者のオサマ・ビンラディンが潜伏するアフガニスタンへの空爆を行う。2002年2月小泉純一郎首相との日米首脳会談で初来日。11月の中間選挙では上下院で過半数を押さえ、中間選挙の与党としては異例の躍進を果たす。2003年3月イラクが国連監視検証査察委員会(UNMOVIC)に非協力的であるとして、“イラクの武装解除”“イラク国民の解放”を掲げ、英国軍とともにイラク攻撃を開始、イラク戦争が勃発。約6週間に及ぶ軍事作戦の末フセイン政権は崩壊し、5月戦闘終結宣言を行う。6月イスラエルのシャロン首相、パレスチナ自治政府のアッバス首相との3者会談で“二国家の平和的共存”を実現させる決意を宣言した。2004年6月イラクの主権を暫定政府に委譲。11月の大統領選では接戦の末、民主党のケリー候補を破り、2005年1月再任。イラク政策が争点となった2006年11月の中間選挙では、停滞するイラク情勢への対応が問題となり、12年ぶりに民主党に下院・上院の過半数を奪われる敗北を喫した。2009年1月退任。2010年回顧録「ディシジョン・ポイント(仮訳・決断の瞬間)」を出版。2011年4月には日本経済新聞の連載「私の履歴書」を執筆。
出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報