ジョール マイヤーウィッツ(英語表記)Joel Meyerowitz

現代外国人名録2016 の解説

ジョール マイヤーウィッツ
Joel Meyerowitz

職業・肩書
写真家

国籍
米国

生年月日
1938年3月6日

出生地
ニューヨーク市ブロンクス

学歴
オハイオ州立大学(絵画・生体デザイン)

受賞
フレンド・オブ・フォトグラフィー作家賞〔1981年〕,アメリカ雑誌写真協会年度賞〔1986年〕「ア・サマーズ・デイ」,東川賞海外作家賞(第3回)〔1987年〕,王立写真協会100年メダル〔2002年〕,プロフェッショナル・フォトグラファー・リーダーシップ賞〔2003年〕

経歴
1959年ニューヨークへ戻り、広告界でアートディレクターとして出発したが、’62年にロバート・フランクに刺激されて写真を撮り始め、翌年ニューヨーク近代美術館での公募展に初出品。その後各種の奨学金基金を受けて全米や欧州各地を旅行し、写真家として活躍、作品をニューヨーク近代美術館はじめ国内のほか海外でも発表。モノクロのストリート・フォトから、’70年代に入り次第に風景、空間への興味をカラー作品で表現し始め、ニューカラー派の代表的存在として高い評価を受ける。2001年の米国同時多発テロ後、世界貿易センタービルの倒壊現場を継続して撮影した唯一の写真家となり、2006年写真集「アフターマス」として刊行。作品集に「ケープ・ライト」(1978年)、「セントルイスアーチ」(’80年)、「ワイルド・フラワーズ」(’83年)、「ア・サマーズ・デイ」(’86年)、「アトランタ」(’87年)、「レッド・ヘッズ」(’91年)があり、「ア・サマーズ・デイ」は’86年度のアメリカ雑誌写真協会の年度賞を受賞。日本関係では、大阪万国博・アメリカ館の「10人の写真家展」(’70年)や西武美術館の「20世紀の写真」(’82年)に出品、’87年には東川賞海外作家賞を受けている。’91年初個展開催で来日。2008年「The Elements:Air/Water 1」展を東京で開催。

出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報

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