スティーブンズ=ジョンソン症候群(読み)すてぃーぶんずじょんそんしょうこうぐん

世界大百科事典(旧版)内のスティーブンズ=ジョンソン症候群の言及

【結膜】より

…さらにリウマチによる関節炎症状をも伴い,全身的にはシェーグレン症候群Sjögren syndromeと呼ばれ,眼科的には乾性角結膜炎keratoconjunctivitis siccaと呼ばれる。続発性の結膜乾燥症には,酸,アルカリ等による薬傷,トラコーマ後遺症としての結膜の瘢痕(はんこん)化によるもの,薬剤アレルギーによって発症するスティーブンズ=ジョンソン症候群Stevens‐Johnson syndromeによるもの,あるいは,日本では少ないが,ビタミンA欠乏症によるものがある。いずれも乾燥感,痛み,視力低下を伴うが,各種治療によってもよくなりにくい厄介な病気である。…

【多形滲出性紅斑】より

…主として四肢に滲出傾向のつよい紅斑が多発する皮膚疾患。女性に多くみられる。発疹は多彩で症例や病気により異なり,小型丘疹状のものから,環状,中心退色,辺縁がやや膨隆する定型的な滲出性紅斑,あるいは出血,糜爛(びらん),水疱を示すものなどがある。原因のまったくわからないいわゆる特発性の軽症型(ヘブラ型)と,全身症状を伴うあるいは全身疾患の一部分症としての重症型に大別される。ヘブラ型はほとんど全身症状を伴わず,発疹は小指頭大の滲出性の紅斑で,四肢に多発する。…

※「スティーブンズ=ジョンソン症候群」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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