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ストラクチャード・ファイナンス すとらくちゃーどふぁいなんす structured finance

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知恵蔵2015の解説

ストラクチャード・ファイナンス

資産を証券化する等の「仕組み(structure)」を利用し、市場リスク、信用リスク等をコントロールする金融技術。例えば、企業資産の証券化を行う場合、企業のバランスシートから資産を切り出す(オフバランス化)が、これにより当該企業の信用力から独立した、資産そのものの信用力を評価することが可能となる。格付けを取得すれば信用リスクの客観性を高めることができ、企業本来の信用力よりも上位の格付けを得ることも可能である。その結果、流動性が高まり、信用リスクを移転しやすくなる。企業の資金調達手段の多様化、オフバランス化によるバランスシートの圧縮、ROE(株主資本利益率)や自己資本比率の改善等の利点がある。証券化の他にも、流動化、仕組み債など手法は様々であり、プロジェクトファイナンス不動産の証券化もストラクチャード・ファイナンスの一例である。かつては金融機関等が一体的に金融仲介サービスを提供してきたが、ストラクチャード・ファイナンスの普及に伴って市場を通じた資金調達が活発化し、金融仲介サービスがアンバンドリング(unbundling=機能分化)してきている。

(吉川満 (株)大和総研常務理事 / 2007年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵2015」
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