世界大百科事典(旧版)内のストルパー=サミュエルソン定理の言及
【貿易理論】より
…また,関税の賦課が内外の所得分配に及ぼす効果も種々の場合について詳細に検討されている。たとえば,前述の要素賦存説のモデルでは,関税は国内で相対的に希少な生産要素の実質所得を高め,相対的に豊富な生産要素のそれを低める効果がある(ストルパー=サミュエルソン定理)。貿易政策のもう一つの手段である輸入割当てについては,完全競争のもとでは輸入関税と同一の効果をもつことがわかっている。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」