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スナビキソウ(砂引草) スナビキソウMesserschmidia sibirica

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

スナビキソウ(砂引草)
スナビキソウ
Messerschmidia sibirica

ムラサキ科の多年草。アジア,ヨーロッパの温帯から暖帯に分布し,日本各地の海岸の砂地に生える。地下茎を長くはわせて繁殖する。茎は高さ 30~50cmほどで直立して多数に分枝し,葉とともに細かい毛をつける。葉は4~10cmの細いへら形で厚く,柄はない。夏に,枝先に集散花序をなして香りのあるクリーム色の小花を多数つける。和名は地下茎が砂中に長く伸びて繁殖することによる。

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世界大百科事典 第2版の解説

スナビキソウ【スナビキソウ(砂引草) Messerschmidia sibirica L.】

海岸の砂地に生えるムラサキ科の多年草(イラスト)。スナビキソウという名のとおり,砂中に長い地下茎をのばし,群がって生える。茎はよく分枝し,高さ25~35cm。葉とともに圧着毛を密生する。葉は質厚く披針形またはへら形で鈍頭。花は茎頂のつまったかたつむり状花序につき白色。花冠は筒状で先端が5裂する。花期は6~7月(北日本では8月)。果実は楕円形で4稜があり,かたい。日本全土の海岸にやや普通に自生する。朝鮮,シベリア南部,中国北部,ヨーロッパに広く分布し,中国大陸では内陸性の塩性地にも生育する。

出典 株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について 情報

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