スピンロック
OSのシステムレベルの排他処理を実現する処理のひとつで、条件が成立するまでループしながら待つ方式。CPUパワーを消費するが、同期のためのオーバーヘッドが少なくすむので、比較的短時間の排他制御に向いている。Windows NTでは、カーネルによる低レベルの同期メカニズムとして。主にマルチプロセッサー間の同期処理を行なう際にスピンロックが利用される。スピンロックはカーネル関数によって、カーネル以外でも利用でき、ネットワークドライバーなどのカーネルモードのコンポーネントで、システムリソースをモジュールの1ヶ所のみからアクセスされるようにする場合にも利用される。
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