スベルドラップ諸島(読み)スベルドラップショトウ(英語表記)Sverdrup Islands

デジタル大辞泉 「スベルドラップ諸島」の意味・読み・例文・類語

スベルドラップ‐しょとう〔‐シヨタウ〕【スベルドラップ諸島】

Sverdrup Islandsカナダ、ヌナブト準州北部北極海諸島北部、クイーンエリザベス諸島の北西部を占める諸島氷河に覆われ標高1000メートルを超えるアクセルハイバーグ島ほかツンドラが広がる標高500メートル以下の小さな島々からなる。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

日本大百科全書(ニッポニカ) 「スベルドラップ諸島」の意味・わかりやすい解説

スベルドラップ諸島
すべるどらっぷしょとう
Sverdrup Islands

カナダ北部、ヌナブート・テリトリーのフランクリン地方に属し、カナダ北極海諸島の北部を構成する諸島。クイーン・エリザベス諸島の北西部を占める。最大の島は北東アクセル・ハイベルグ島で、これは東のエルズミア島に似て標高が1000メートル以上あり、高い部分は氷河に覆われる。この西側に点在する島々は標高450メートル以下で、岩石ツンドラ地域である。周辺の海は夏季のごく一部を除きパックアイス(流氷)に覆われる。西には北極海が広がるが、沿岸を除いては航行できない。1902年、ノルウェーのO・N・スベルドラップにより発見された。

[大竹一彦]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android