スペランスキー(Aleksey Dmitrievich Speranskiy)(読み)すぺらんすきー(英語表記)Алексей Дмитриевич Сперанский/Aleksey Dmitrievich Speranskiy

日本大百科全書(ニッポニカ) の解説

スペランスキー(Aleksey Dmitrievich Speranskiy)
すぺらんすきー
Алексей Дмитриевич Сперанский/Aleksey Dmitrievich Speranskiy
(1888―1961)

ロシアの病態生理学者。1911年カザン大学を卒業、1920年イルクーツク大学教授となる。1923年からパブロフの共同研究者となり、1928年レニングラード(サンクト・ペテルブルグ)の実験医学研究所病態生理学部長となり、1945年からは病理学実験病理学研究所所長。生理学、病理学、解剖学人類学の各分野の研究を行い、とくに神経系栄養機能、神経性栄養失調の研究から、すべての病的過程の発生において神経系が重要な役割を果たすという独創的な理論をたて、病理学に新生面を開いた。

[大鳥蘭三郎]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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