日本大百科全書(ニッポニカ) の解説 スペンサー(Sir Stanley Spencer)すぺんさーSir Stanley Spencer(1891―1959) イギリスの画家。バークシャーのクッカムに生まれ、ロンドンのスレード美術学校に学ぶ。1912年、第2回後期印象派展に参加し、50年ロイヤル・アカデミー会員になり、59年にはナイトに叙せられた。しかし、ほとんど故郷の町に引きこもって制作し、『荒野のキリスト』など、聖書やキリスト教説話に題材をとった独自に素朴な作風である。62年、生地クッカムにスタンリー・スペンサー・ギャラリーが開設された。[岡本謙次郎] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例