スラック・シワラック(英語表記)Sulak Sivaraksa

現代外国人名録2016 「スラック・シワラック」の解説

スラック・シワラック
Sulak Sivaraksa

職業・肩書
環境・平和運動家,社会評論家,作家

国籍
タイ

生年月日
1933年

出生地
バンコク

受賞
ライト・ライブリフッド賞〔1995年〕,庭野平和賞(第28回)〔2011年〕

経歴
中国系3世。大学卒業後、1953年より英国に9年間留学。英国では法律学を学び、法廷弁護士の資格を取得した後、’61年タイに帰国。’63年「社会科学評論」を創刊。タイ知識人を組織し農村などでの草の根運動に参加。既存仏教を批判し仏教の根本に戻るよう提唱してバンコク郊外の広大な敷地に道場を設立。エンゲージド・ブディスト(社会参画する仏教者)の指導者として知られ、軍事政権下でも社会問題を追求した。また、天晴塾主宰の丸山照雄と共同で、仏教国際連帯会議(INEB)を創立。’91年にはタイ王室を過度にあがめる精神を批判して不敬罪に問われたが無罪になった。’95年にもう一つのノーベル賞といわれるライト・ライブリフッド賞を受賞。2009年「しあわせの開発学―エンゲージド・ブディズム入門」を刊行。2011年には邦訳版が刊行され、来日、各地でイベントが開催された。タイ語と英語による書籍・論文は100点以上にのぼる。

出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報

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