ズイタン(維新)帝(読み)ずいたんてい

世界大百科事典(旧版)内のズイタン(維新)帝の言及

【グエン朝】より

…これはグエン朝が政治的意味をもった最後であり,9代ドンカイン(同慶)帝(在位1885‐89)の時,フランス領インドシナ連邦が成立し(1887),以後,グエン朝はわずかに中部を保つ,連邦内部の一保護国に転落した。しかも実権は連邦総督の派遣するアンナン理事長官に把握され,10代タインタイ(成泰)帝(在位1889‐1907),11代ズイタン(維新)帝(在位1907‐16)はいずれも幼少時に即位して成人に達するとフランス権力によって廃位された。 しかし第1次大戦期までグエン朝は依然ベトナム民族主義の象徴であり,ファン・ボイ・チャウはザロン帝直系の畿外侯クオン・デ(彊)を盟主としたし,1916年のフエのベトナム人兵士の反乱はズイタン帝を奉じていた。…

※「ズイタン(維新)帝」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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