セイハン川(読み)せいはんがわ(英語表記)Seyhan

日本大百科全書(ニッポニカ) 「セイハン川」の意味・わかりやすい解説

セイハン川
せいはんがわ
Seyhan

トルコの中南部にある川。アンティ・トロス山脈に源を発し、サマントゥ川、イェニジェ川と名を変えながら南南西流し、途中ギョクスー川、チャクト川などをあわせ、アダナを貫いてチュクルオバ平原に出たのち地中海に流出する。全長510キロメートル。灌漑(かんがい)用水として利用されるほか、1956年にはアダナの北に灌漑・発電・洪水防御用のセイハン・ダムがつくられ、水資源の効果的な開発が進められている。

[末尾至行]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android