セカンドキャリア(読み)せかんどきゃりあ

デジタル大辞泉 「セカンドキャリア」の意味・読み・例文・類語

セカンド‐キャリア

《〈和〉second+career》スポーツ選手の引退後の仕事。また、会社員公務員が停年後にする仕事。

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知恵蔵 「セカンドキャリア」の解説

セカンドキャリア

第二の職業。プロスポーツでは、引退後の仕事を意味する。Jリーグでは、セカンドキャリア支援のために、キャリアサポートセンター(CSC)を2002年4月にスタートさせた。CSCは、短期対策として受け入れ企業情報の充実、中・長期対策として選手教育(啓蒙動機付け)の継続、を掲げている。2006年現在は、現役選手へのインターンシップ紹介や求人先企業の開拓、Jリーグ選手だけを対象とした合同トライアウトの実施、コーチ採用情報の開示等、引退前の選手に対し具体的な活動を展開している。スポーツ選手の就労支援は民間会社の事業対象にもなり、教育事業を展開する「ヒューマン・スポーツエンターテイメント」が「キャリアサポートセンター」を、人材支援のパソナが「パソナスポーツメイト」を設立するなど、関心はスポーツ界の外に広まっている。

(原田宗彦 早稲田大学教授 / 2007年)

出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ) 「セカンドキャリア」の意味・わかりやすい解説

セカンドキャリア
せかんどきゃりあ
second career

会社員や公務員が定年退職後に、女性が出産育児の後に、また、スポーツ選手が引退後などに従事する第二の職業のこと。典型例がスポーツ選手の転職で、実力不足やけがなどにより若くして引退する場合には、指導者に転ずることはむずかしい。そのため、それまで専念していたスポーツとはまったく異なる分野の仕事に転職する必要も出てくる。しかし社会経験が少ないため、自ら転職先を探すのは容易ではないことから、Jリーグなどではセカンドキャリアを斡旋(あっせん)するプログラムを運用している。スポンサー企業が引き受け先となる場合が多いが、地元企業など一般の会社への転職も支援している。

[編集部]

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人事労務用語辞典 「セカンドキャリア」の解説

セカンドキャリア

セカンドキャリアとは、「第二の人生における職業」のことをいいます。人生100年時代といわれる現代、定年や結婚が人生のゴールではないという認識も広がり、誰もがセカンドキャリアに向き合う時代が到来しています。

出典 『日本の人事部』人事労務用語辞典について 情報

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